ここのホテルの存在は、あの世界的に有名な歌手、マドンナが一年間家族で滞在したことを紹介した記事を読んで知りました。

レジデンスが並ぶ一画に位置し、誰にも知られない、隠れ家のようなホテルです。一見、外観だけではホテルだということに気付けないでしょう。

エントランスから中に入るとリビングルームが3つあり、小さなレストランとバーもあります。

内装は豪華絢爛というわけではなく、とにかく温かみが感じられます。まるで自宅で過ごしているかのような、アットホームな雰囲気が魅力的なホテルです。アンティークの家具や調度品も重々しくなく、室内に調和しています。

ホテルを貸し切って、自宅兼オフィスもしくは、アトリエとして利用したら、ちょうど良い広さで使い勝手のよい、快適な空間だと感じました。きっと仕事が捗ることでしょう。

大きなヤシの木とプールを中心に、各客室のバルコニーが配置されています。建物内の廊下が迷路のように入り組んでいるのが特徴的です。

ホテル内、どこに居てもリラックスでき、どこで写真を撮っても絵になる。無駄がない空間とはこういうことを言うのだ、と実感しました。廊下や階段にある壁画は、ポルトガルを象徴するデザイン画で、施設の雰囲気にとてもマッチしています。

長期間滞在する際には、まるで昔から住んでいる家で寛いでいるような気分で過ごせる、そんなホテルです。ここを自宅として、一年間滞在したマドンナのセンスの良さを肌で感じました。

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