マンハッタンの中心部に佇む、同じ系列の1 Hotel Central Park NYとは、ベースのコンセプトは同じですが、リノベーションではなく新築ホテルであるせいか、よりダイナミックな印象が強く、雰囲気もだいぶ変わります。
TRUNK(HOTEL)の社員の中には、ここのホテルのデザインが好きだと言うスタッフが多くいました。
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しかし、あくまでも私の個人的所感にはなりますが、特筆するほどの要素を感じるまでもなく、もう少し趣向を凝らす余地があるのでは?というのが率直な感想です。 当然のことながら、デザインには好みがありますので、ここでは深く触れないでおこうと思います。
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ホテルのラウンジには、かなり目立つ位置に壁面緑化があり、エントランスを入ってすぐには植栽のアートがあります。
再び主観が入りますが、実は私、壁面緑化が苦手で、もしかすると本能的な苦手意識を感じたため、ここのデザインを好きだと思えなかったのかもしれません。
客室には、“エコライフスタイル”ブランドである1 HOTEL (ワンホテル)のコンセプト通り、オーガニック素材のアメニティやリサイクルウッドなどの再利用資源を使ったインテリアが目立ちます。
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客室の造り自体は、外観や共有スペースの印象とは異なり、1 Hotel Central Park NYと大きな変わりは感じられませんでした。
また、ホテルのオーナーが100店舗展開という強気な発表をしていることもあり、ブランドの世界観を統一させていきたいからか、アメニティや内装の一部分もマニュアル化され始めているような気がしました。
屋上プールのデザイン自体はベーシックですが、マンハッタンを一望できるあの景色には圧巻されます。お台場付近に東京を一望できるルーフトップのあるホテルを作ったらかっこいいだろうとつくづく思わせるような景観でした。
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