オーストリアの首都、ウィーンの迎賓館と呼ばれ、もともとヴュルテンベルク公フィリップの都市宮殿として建てられた施設。1873年のウィーン万博を機に、フランツ・ヨーゼフ皇帝がホテルにコンバージョンして開業しています。

ウィーンの中心部に位置し、徒歩で観光にも出かけられ、地下鉄やトラムなどの公共交通機関へのアクセスがよく好立地だと思います。

伝統もあり、格式も高いので、各国の国賓が滞在されています。日本からは天皇皇后両陛下が2002年にご宿泊されたそうです。私がチェックインする時にも、びしっとスーツを着こなした日本人ゲストを多く見かけました。

「ホテル・インペリアル」と聞くと500室くらいある大きなホテルをイメージしますが、部屋数も138室しかなく、付帯施設も華美ではないバーとレストランが1つずつあるのみ。ジムとスパはありますが、驚くくらい小さなスペースです。

宿泊した部屋の特徴もロココ調のエレガントなアンティーク家具が使われているくらいで、これといって特別なことはありませんでした(泣)

唯一、特筆することとして、朝食は一階にあるレストランのテラスで食べるのをおすすめします。

もっと歳を重ねて再訪したら、自分の感性が変わって受け入れ方も異なるかもしれません。30代の頃に訪問して感動したホテルに、最近再訪したら「疲れた…」と感じた経験があります。年齢によって、趣味趣向が変化するからか…

ウィーンの街は小さく、街中にあるホテルをほとんど見て回りましたが、残念ながら私のインプットに役立てるホテルはありませんでした(泣)

Hotel Imperialの隣にあるGrand Hotel Wienも有名ですが、本心あまりピンときませんでした。敢えて選ぶとすればHotel Sacher Wienかな。有名なチョコレートケーキのザッハトルテを生み出したのがこのホテル。カラフルな色づかいで、上手にリノベーションされています。

ウィーンでのインプットは2つ。「Wien(ウィーン)」はドイツ語読みで、英語読みは「Vienna(ヴィエナ)」であること(笑) 

もう少し年を重ねて、自分の感性が変わった頃にまた訪れたら新しい発見があるかもしれません。

もう一つは、やはり美術館周りや音楽鑑賞が観光のメインになるような、芸術の街であると、改めて実感しました。

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