オープンは2018年4月。
Leo Moon率いるAju Hotels&Resortsがオーナーの、アジアで注目すべきブティックホテルの一つです。
ホテルがあるホンデエリアは若手クリエイター達が集う場でもあり、近くに韓国最高峰の美術大学「弘益大学」があるなど、芸術性の高いカルチャーを発信する立地です。
ホテルではコンテンポラリーアートにフォーカスしていて、地下にアートギャラリー「ARARIO GALLERY」があり、若手アーティストの作品を展示しています。
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ライフスタイルショップのプロダクトや館内のアートワークは、グローバルに活躍するアーティスト達との企画だったり、1階のカフェはサンフランシスコで有名なTartine Bakeryとコラボしていたりしていて、「お、やるじゃん!」というのが私のファーストインプレッションです。
こちらのホテル、コンテンツがかなり充実していて1階のTartineのカフェの他にも、雑誌やレコードを置いたライトなラウンジスペースがあって、一日中人で賑わっています。その他にライフスタイルショップ、ミーティングルーム、バンケット、ジム、バー、ルーフトップテラス、ダンスクラブ、そして海外のシェフとのポップアップレストランまで。
これだけのコンテンツを詰め込むと、企画段階では良くても実際には運営が上手くいかないケースが多いのですが、こちらのホテルは上手にこなせています。
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それには理由があります。
社内に優れたキュレーターやクリエイティブチームの存在があること、そして多種多様な企画を高い質で表現できるスタッフが多くいることです。
他社とは違う人を採用し、その人達が更なる高い質を提供できるための教育や環境を会社が作らないとダメなんです。
こちらのホテルは恐らく、それが整備されているのでしょう。
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外観、内装のデザインはモダンでクールな感じ。
部屋のデザインや企画にはもう少し、伸び代があるかなと個人的に思います。
賑やかな雰囲気が嫌でない方には、是非次の韓国旅行時にお勧めです。
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