Capellaと聞くと、2018年に歴史的な米朝首脳会談が行われたシンガポールのCapella Singaporeを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、上海のCapella Shanghai, Jian Ye Li (カペラ・上海・ジャンイエリー )も地元では有名です。
ホテルが立地するのは上海フランス租界。かつてのフランス人居留地です。
まるで “上海のパリ”とも言える昔ながらの街並みで、かわいらしいカフェやハイセンスなセレクトショップが立ち並んでいます。
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そんなエリアの一角、上海の建築遺産保護区となっている建業里 (ジャンイエリー) に2017年に誕生したのが、こちらのホテル。 伝統的な上海の建築様式と西洋の建築様式が融合された、租界地独特の「石庫門」と呼ばれる建築様式の集合住宅エリアの一部をリノベーションしてできたホテルです。
昔上海に住んでいましたが、こんなに広い敷地があったことに気付きませんでした (大きな力がないと開発できないような広大なエリアです) 。
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まさに“お洒落エリアの隠れ家ホテル”という雰囲気は、ビジネスではなくプライベート旅行におすすめ。
客室は全室ヴィラタイプです。4フロア構造で、リビング、バスルーム、プレイルーム、寝室と分かれていて、ルーフトップに専用の中庭もあります。
まるで自宅かのような落ち着いた雰囲気がありつつも、階段を昇り降りするたびに気持ちが上がったり、ルーフトップから上海の街並みを見渡すことができたり
特別感も兼ね備えています。
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施設内には岩盤浴施設や小さなプールもあり、さまざまな楽しみ方ができます。スパには「月の満ち欠けに合わせたトリートメント」という興味深いメニューも。
ダイニングの「コントワール・ピエール・ガニェール」は、中国で唯一「ピエール・ガニェール」を掲げる本格フランス料理のレストラン。
女性旅にピッタリだと思います。
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大手5つ星ホテルでもサービスのクオリティが気になることもある上海ですが、こちらのホテルはスタッフへの教育が行き届いており、ホスピタリティ面もハイレベルだったので、快適な上海ステイを楽しめました。
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