16,000㎢もの広大な面積を誇るワヒバ砂漠のど真ん中に突如現れる、ベドウィン・スタイルのテントホテル。
ベドウィンとは砂漠や半砂漠に住むアラブの遊牧民のこと。
世界中に広がっている希少体験型ホテルの代表格のホテルです。

敷地内には39のテントが点在しています。
今回私が宿泊したのはNo.15のテント。とある国の大統領が4日間宿泊されたそうですが、ものすごく豪華なテントというわけではありません(笑)

部屋の中はシンプルなつくりで、オマーンの伝統家屋の雰囲気を味わうことができます。エントランス横のチェアで過ごすチルタイムもなかなかオススメ。

今回ここを訪れた最大の目的は、この場所でしかできないアクティビィティ体験でした。果てしなく広がる砂漠に沈む美しいサンセット観賞や、砂漠ならではのキャメルサファリ。砂の上を駆け抜けるバギーバイク、砂漠のオフロード走行にサンドボードなど、どれもこれも満足度が高かったです。
この地を訪れたら是非トライしてほしいです。

子供用のバギーバイクも用意されていて、日本と違って子供でも運転できます。大人も子供も一緒に楽しむことができ、2日あればすべて満喫できます。

プライベートディナーを申し込むと、特別な場所に案内され、専属のサービススタッフたちがもてなしてくれます。リクエストすれば、オマーンのスパイスでマリネした肉をバナナの葉やヤシの葉で包み、地面を掘ってつくったオーブンでじっくりと焼いたオマーンの伝統料理「Shuwa (シュウワ) 」も提供してくれます。

大人になると、全身砂まみれになりながら全力で楽しむようなことはなかなかありません。
オマーンの玄関口・マスカット国際空港から3時間もかかる秘境の地ですが、ここでしかできないアクティビティ体験にあふれていて、充実した時間を過ごすことができます。

スタッフのホスピタリティにはオマーン人特有の優しさが感じられます。初めて訪れても温かい雰囲気で迎えてくれ、安心して滞在できるのも魅力です。

ただ、チェーンラグジュアリーホテルに慣れている日本のエグゼクティブ層にとっては、テントは少しタイトに感じてしまうかもしれません (笑)

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