開業間もないこのホテルは、EDITIONブランドとして初の東南アジア出店となります。シンガポール滞在中はスケジュールがハードだったため、「プールでリフレッシュを」と期待していたのですが、このホテルのプールは昼から夕方までの数時間のみの営業。近隣との取り決めにより、営業時間や音楽の音量に制限を設けているとのことで、プールサイドでの朝食は残念ながら実現しませんでした…。
ロビーフロアのレセプション、レストラン、ラウンジバーからは、「これぞ EDITION!」といったシンボリックなデザインを感じ取ることができます。新鮮な魚介類を楽しめるシーフードレストラン「FYSH at EDITION」を監修しているのは、オーナーシェフとしても有名なオーストラリア出身のジョシュ・ニランド(Josh Niland)。大理石のテーブルや翡翠色のヴェルヴェットのソファ、緑豊かな温室など雰囲気もよく、料理の味も素晴らしいものでした。
他にも、シグニチャーバーの「PUNCH ROOM」、優雅な装いのバー「WONDER ROOM」などもあり、好みに合わせて選ぶことができます。地下のバンケットルームは、外気につながる広いデッキスペースによって自然と建築物が上手く融合しており、緑化計画にも定評のあるシンガポールらしさがここでも表現されていると感じました。
トリートメント&スパに力を入れているのもこのホテルの特徴のひとつ。熟練セラピストの手によって、古代の癒しの技術を体感することができます。サウナ、スチームルーム、プランジプール(飛び込み⽤の小さく深いプール)も備え、設備も充実しています。余談ですが、ルームサービスでお願いしたエディション・チキンライスがとても美味しかったのでおすすめです。
シンガポールの中心的商業エリアであるオーチャードロードにあるため公共交通機関へのアクセスも良いく、ライフスタイル系ホテルが好みの方にとって、シンガポール滞在時の有力な選択肢になるのではないでしょうか。
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