このホテルには、これまで 20年前と10 年前に一度ずつ宿泊したことがあります。当時はまだ若かったこともあり「トラディショナルなホテル」という印象を持っていました。ですが、50 歳を過ぎた今、改めて訪問してみると、自分の感じ方がかなり変わったことに気付き、驚きました。
滞在中、Taylor Swiftのシンガポール公演日程と重なっていたことで厳重なセキュリティ体制が敷かれ、宿泊者以外の入館は制限されていました。
Raffles Singaporeは2017年に全館リニューアルされました。オールスイートの客室はクラッシックモダンなデザインで統一され、機能面でも安心・安全な滞在を約束してくれます。広い中庭を囲むようにホテル施設が配置されており、それぞれの客室には中庭を一望できるバルコニーが設えてあります。常連客はそこで朝食を楽しむなど、思いおもいの過ごし方をしています。
二日続けて利用したルーフトッププールも穏やかな雰囲気で、利用者の中で⼀番の若者が私でした(笑)。ラグジュアリーホテルならではのゆったりとした時間を過ごしたい人にはおすすめです。
レストランは4つ。フレンチの「ラ ダム ドゥ ピック」、広東料理の「藝 yì by ジェレーム・レオン」、薪火料理の「ブッチャーズ ブロック」もあるなか、私たちはシンガポール最古の北インド料理レストラン「ティフィンルーム」で、シグニチャーメニューをおまかせで堪能しました。
施設の外側に入口があるバー「ライターズバー」にも二日間、一人で立ち寄りましたが、お店の雰囲気もスタッフの距離感もとても心地よいです。アフターヌーンティーが人気で、予約が難しいとのこと。
さらに歳を重ねた10年後、妻とシンガポールを訪れることがあれば、再びこのRafflesを選択するかもしれません。
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