2022年にロサンゼルスに訪問した目的の1つにKelly Wearstlerとの面談がありました。
彼女は国際的に活躍するアメリカのデザイナーで、ハリウッドセレブの自宅やホテルのインテリアから、プロダクトデザインなど幅広く手掛けています。
【107】Santa Monica Proper Hotel記事はこちら
Kellyとの出会いは数年前で、彼女がInstagramでTRUNK(HOTEL)をフォローしてくれたことがきっかけでした。そこから連絡を交わすような間柄になりました。
彼女のオフィスを訪問したのですが、打ち合わせが盛り上がり、予定していた1時間を大幅に超え、そのあと予定していたフライト時間ギリギリになってしまうほどでした。
打ち合わせした内容は残念ながらお伝えできませんが、ホテルへ対する互いの情熱を語りあった良き時間となりました。
この時一緒に同行したトランクのメンバーが、これからDowntown LA Proper Hotelにチェックインすることを伝えたところ、一番大きい部屋にグレードアップしてくれたのですが、「○○(超大物セレブ)が一昨日まで泊まっていたんだよ」と案内された部屋の中にはバスケットコートとプールがありました(笑)。
Kellyが言っていた「ぜひ期待してね」の言葉は、客室以外にも至るところに予想を超えるインパクトがありました。
まずはホテルの目の前に到着し、その建物を見た瞬間から気分が上がりました。ホテルのサインが蛍光色のネオン管になっているのですが、あの建物だからこそ映える遊びのあるデザインになっています。
そしてエントランスに入って、さらに彼女のセンスに脱帽させられました。ホワイエの天井や壁に描かれたダイナミックなデザインは彼女だからこそできる独特のセンスなのだと。カラフルな民族柄を取り入れたボヘミアンデザインと多肉植物を掛け合わせているのですが、彼女の手に掛かることでとても上品に感じます。床材やインテリアも複数の色とマテリアルを上手に使用しており、エントランスに入った瞬間から彼女の唯一無二なデザインの虜になりました。
我々が到着するとGMが出迎えてくれて施設全てを案内してくれました。ルーフトップはサンタモニカほどの大きさはないのですが、ゾーニングとデザインのアイデアが良くどのスペースにいても気分が高まるつくりになっています。
ロサンゼルス最終日、トランクメンバーとルーフトップBARで過ごし今後展開していくホテルについて語り合い「このような空間が日本にもあったらいいよね。TRUNK(HOTEL)だからこそできる唯一無二のホテルをつくっていこう」とメンバー達と約束しました。今回の旅では、新たな刺激やたくさんの感情が芽生えた思い出深いものとなりました。
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