このホテルのコンセプトは「サイレントリビング」で、最高級の「家」に住んでいるような気分をゲストに与えてくれます。
客室は6部屋のみで、全ての部屋が広くゆったりとしたつくりとなっており、落ち着いて過ごすことができます。
オーナーのJoão Rodriguesは元パイロットで、親子代々ホスピタリティ業にも関わっている事もあり、特別感をゲストに感じさせるホテルに挑戦しているなと思いました。
建物自体は18世紀に建てられたものですが、このホテル自体のオープンは2016年。
デザインは、建物の重厚感を程よく緩和してくれる優しさのあるモダンエレガントで、ウッドの使い方がとてもしなやかです。
私が訪問した時、残念ながら満席でレストランの予約ができなかったのですが、6部屋しかないからこそプライベートな感覚を味わえ、ゆっくりと食事を堪能できます。
レストランというより、家のリビングで仲間や家族との大事な時間を満喫する、そんなイメージです。 複数の家族での利用や、複数人の仲間と一緒に泊まり、貸切りのような感じでレストランを利用できたら最高だと思いました。
リスボン界隈では、10室前後のミニマルなホテルが多い傾向にあり、その中でもここのホテルは一番お洒落度の高いホテルだと思います。
ただ、ホテルのフルサービスというよりは、住居感をコンセプトに据えていることもあり、どちらかというと最高級な民泊スタイルに近いかもしれません。エフォートレスに過ごせる、ミニマルなホテルです。
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