TRUNKらしさをかたちづくるのは、多彩な個性を持つメンバーの存在。
なぜ彼らはTRUNKで自分らしく働くことができるのか。一人ひとりの今にスポットを当て、掘り下げます。今回は、TRUNK(HOTEL)宴会部フラワー課の八巻梢を紹介。2022年度のMVPの一人に選ばれた彼女に、TRUNKで働く魅力や彼女自身の今後のWANTについて語ってもらいました。
TRUNK(HOTEL)で結婚式を予定しているおふたりのお花のお打ち合わせ、お花の発注業務、制作、パーティー当日のセッティング、ワークショップが主な業務となります。その他にもTRUNK(HOTEL)内で行われるイベントの装飾や外部へ出向いての活け込み作業なども行っております。業務は多岐に渡っておりフラワー課の中でもさまざまな業務に幅広く取り組ませていただいています。
続けられる理由は働く環境
TRUNKに入社する前は個人経営のお花屋さんで働いていました。お花の世界に未経験で飛び込んだ私は入社してから寒い、重い、朝早いなどの壁にぶつかりながらも、お花に触れることで幸せを感じ、そのお花を見て笑顔になるお客さまが目の前に居ることに喜びを感じ、この世界で働くことに対してのやりがいを感じていました。
私はそのオーナーの元でセンスや知識を学ばせていただきながら、更なる自分の技術や感性の成長を求めて次のステップを考えるようになりました。 そんな中、TRUNK(HOTEL)という新しいホテルがオープンする話を聞き、もともと興味のあったウエディング業界に挑戦してみたいと思うようになりました。
私が入社のタイミングではまだホテルはオープンしておらず、一から自分たちで新しく作っていけるというところに大きな魅力を感じ入社を決めました。私自身が新しいことへの挑戦や成長を好む性格があり、それがTRUNKで働くにあたり私にとって居心地が良く、開業から現在まで続けられているのだと思います。
切磋琢磨できる多様なスタッフの存在
多岐に渡る業務の中で一番面白さを感じているのはお花の発注業務です。自分がセレクトしたお花でイメージ通りのブーケをつくり、お客さまに喜んでもらえることが自分のモチベーションとなっています。そしてもうひとつ、スタッフ同士で完成したブーケを見せ合い、お互いに感じたことを伝えあったり、自分には発想のない表現方法で刺激をもらったり与えたり、そんなスタッフ同士で成長できる場が日常にあることはとても珍しいことであり、幸せな環境だと感じています。多様な感性、自由な表現方法、チャレンジできる場、それがTRUNKにあると思っています。
またホテルという場だからこそ、フラワーショップ勤務では絶対に知り合えないスタッフとの交流は刺激的でフラワーデザイナーという枠を越えて日々勉強になっています。そのような環境に身を置くことで、自分自身の感度を更に高めたいという向上心が芽生えました。
私自身もまわりに刺激を与えられる存在になるべく、私にしかできない花合わせや色合わせを目指しています。そのために日頃から花市場に出向き、実際に手に取り確かめたり、花農家さんの所にお手伝いに行ったりと常にアンテナを張る意識をしています。
何年経っても成長し続けられること
TRUNK(WEDDING)は「BEYOND THE WEDDING」という考え方があります。これは、“従来の結婚式の概念を超えていく”という意味。一般的に結婚式会場がお手伝いするのはあくまで結婚式当日へ向けた準備ですが、TRUNK(HOTEL)では結婚式を新郎新婦のおふたりが共に人生を歩み始めるスタートラインであると捉え、結婚式の準備期間や当日だけにとどまらず、その後も長く続く夫婦生活を豊かにするお手伝いをすることを目指しています。そのプログラムのひとつとしてワークショップがあります。
このワークショップを各月でフラワー課が企画と進行を担当することになりました。その際に私はワークショップの担当になりたいというWANTが生まれました。植物の寄せ植え、リースづくりやブーケづくりなどさまざまなワークショップを企画しました。今まではお客さまとの接点は打合せだけでしたが、自分が講師として教える立場となることで、伝え方やどうやったら楽しんでもらえるかなど、考える視点が増えたと実感しています。
現在私はサポートに周り、一年間で学んだ準備から当日レッスンのノウハウをメンバーに教えるという立場として新しいチャレンジを続けています。 私がTRUNKに入社した時に感じた新たな挑戦や成長が何年経っても変わらない環境があることに改めて驚きを感じています。
フラワー業界に新たなムーブメントを
私の強みは、私一人の力だけではなく周りを巻き込み共感してもらい、一緒になにかをやり遂げる力だと思っています。自分のWANTが見つかった時はまず協力者を探すようにしています。そうする事で新たな視点やアイディアが広がり、実現する可能性、スピードやクオリティが格段に上がると実感しています。
今後は外部のフラワーデザイナーを招いたイベントなど、より広い範囲に影響を与えられるような企画を考案中です。これまでフラワー課が主宰するイベントは今までにありませんでしたが、新しいチャレンジとしてフラワー業界に向けてムーブメントを仕掛け、フラワー課を外に発信するキッカケにしたいです。
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