TRUNKらしさをかたちづくるのは、多彩な個性を持つメンバーの存在。
なぜ彼らはTRUNKで自分らしく働くことができるのか。一人ひとりの今にスポットを当て、掘り下げます。
今回は、TRUNK(STAY)の部長である石井龍を紹介。さまざまなラグジュアリーホテルを経験してきた彼に、TRUNKで働く魅力について語ってもらいました。

TRUNK(HOTEL)の宿泊部の部長をしています。宿泊予約からコンシェルジュ業務等お客さまをおもてなしするフロントオフィス課、そしてお客さまをお迎えするために客室を整えるハウスキーピング課、このふたつの課を統括しており、宿泊に関するすべての業務を担っています。

海外生活から学んだ自分の原点

東京で生まれ、2歳の時にニュージーランドに移住し、18歳になるまでの16年間をニュージーランドで過ごしました。ニュージーランドいる頃から、なぜ自分は日本人なのに海外にいるのだろう、という疑問を抱いていて、時折日本に遊びに帰るたびに、この刺激的でチャンスの多い日本に早く戻りたいと思うようになりました。


日本に戻るきっかけは、今後の将来を考え出す18歳の頃でした。このままニュージーランドに残る意味はあるのだろうかと疑問を持ち、昔から人を喜ばせることが好きでホテルマンへの憧れを抱いていたことから、日本のホテル専門学校に入学するため、ひとりニュージーランドを飛び出す決意をしました。


専門学校卒業後 は、いくつかの外資系ラグジュアリーホテルで勤務しました。
18歳で日本に戻り 、ようやく願いが叶いホテルマンとしての道を歩み始めるのですが、マネジメントに足を踏み込み始めたころ、日本が大好きで帰ってきたはずなのに、結局外資で働いている自分は日本に対して何も貢献していないことに気付き強い違和感を抱き始めたのです。そこから、なぜ日本に帰ってきたのか、なぜ日本が好きなのか、そんな思いに立ち返るようになりました。自分は海外生活を経験したからこそ、日本にはまだまだたくさんの観光価値があると感じ、ホテル業界はこれからもっと伸びる産業だと思っています。 その時に、「日本を代表するホテル業界のリーディングカンパニーとなり、日本の観光価値を高める」ことをビジョンに掲げていたTRUNK(HOTEL)と出会い、理念に強く共感し、TRUNK(HOTEL)と共に歩みをすすめたいと思い転職を決断しました。

お客さまのことを常に考えられる環境が魅力

TRUNK(HOTEL)の魅力は何といっても従業員へのエンパワーメント、そして従業員を思いやり尊重しているところだと思います。今まで自分が経験した外資系ホテルですと、本社(海外)が定めたマニュアルがあり、決まり事がトップダウンで降りてきて、何かを変えようと思っても大きなステップが必要になってくるのです。TRUNK(HOTEL)ではボトムアップ体制となっており、我々のWANTひとつで何かを変えることが可能です。
マニュアルがないからそこ、臨機応変な対応が必要となり、お客さまのために自分ができること、やりたいことを常に考えるようになりました。お客さまの一番近くにいる現場のスタッフが感じたことをWANTとして課題に挙げ、現場主導だからこそWANTからアクションを起こすまでの時間が短く、スピーディーにお客さまに還元が出来ているのだと思います。

気取らず飾らずありのままの自分たちで

自分の中の目標のひとつは、来てくださったゲストを笑顔に、TRUNK(HOTEL)を思いっきり楽しんでいただき、少しでも多くのファンを作っていくことです。それを実現するためにも、まずは自身と仲間たちが笑顔でいること、そして仕事を心から、等身大で楽しんでもらうことだと思っています。そのためにも職場では遊び心をフル活用し、笑いの絶えないハッピーでエネルギッシュなチーム作りを心掛けています。
TRUNK(HOTEL)を選んでいただくお客さまは、旅慣れている方が多く、決まりきったサービスではなくスタッフとのコミュニケーションを楽しみの醍醐味と思っておられる方が多数です。おおらかなお客様が多く、ゲスト自らアプローチして きてくれる場合もあり、そういった場合は我々も、もっとお客さまに積極的に関り、フレンドリーに接するようにしています。万人受けをするサービスではなく、そのお客さまに合ったサービスをする。だからこそ気取らず、着飾らず、ありのままでお客さまに接するよう心掛けています。

愛され続けるホテルを目指して

現在宿泊ゲストの8割強がインバウンドゲストで、ゲストとの会話の中でも「規制が緩和される日を待ち望んでいたよ!」とのお声を沢山聞きます。海外ゲストとの会話をホテルで楽しめていることを通じ、ようやく世界の日常が戻ってきたなと実感しています。
ファッションや音楽、トレンドの最先端である渋谷にだからこそ、TRUNK(HOTEL)に宿泊されるゲストもやはりファッション業界であったり、ファッション感度の高いゲストがほとんどです。また、日本ではまだまだ耳慣れないブティックホテルですが、海外、主に欧米では主流であり、そういった点からブティックホテルであるTRUNK(HOTEL)を選んでくださるゲストがいらっしゃいます。
その中でも、 ゲストからより多く聞かれるのが「知人・友人にTRUNKを紹介してもらったから」です。このお言葉が何より嬉しいと感じています。人にすすめられるホテルということは、自身が気に入ったから、そしてまた訪れたいと思えるからだと思うからです。リピートされるゲストが多いのもそういった点からだと感じています。これからもTRUNK(HOTEL)をたくさんの方に愛してもらえるよう、居心地のいい空間、心地のいいサービスでTRUNK(HOTEL)でしか味わえない体験をしていただきたいと思います。

TRUNK(HOTEL)の魅力は人 だからこそ大切にしていること

TRUNK(HOTEL)には制服がありません。だからこそお客さまと近い距離で接することができるのだと思っています。TRUNK(HOTEL)に連泊される方だと、互いに名前を呼び合い、仲良くなることがほとんどです。

お客さまの中には1泊しか予約していなかったけれど、他のホテルをキャンセルして延泊してくれる方もいらっしゃいます。理由は人がフレンドリーだから居心地がよく、もっとここで過ごしたいとおっしゃっていただけます。制服がないことで、スタッフ一人ひとりの個性が出せ、自分自身を表現しやすく、それがお客さまにも伝わっているのだと思います。
TRUN(HOTEL)の魅力は人であるからこそ、その魅力を最大限に活かすために、お客さまへの接し方はカジュアルではなく、ハイクオリティーなフレンドリーさを大切にしています。そのために、ファッションも教養もお客さまのステータスに合うよう、自分たち自身が高品質を知ることや 、チーム内でワークショップを行い唯一無二なサービスを提供するための目線合わせをするなど 成長する機会を設けるようにしています。
「あのスタッフにまた会いたいからTRUNK(HOTEL)宿泊する」、そう思っていただけるよう、これからも自分磨きを大切にしていきたいと思います。

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