場所はパリ2区にある、サンティエ地域。元々は洋服問屋街であまり観光客の来るエリアではないのですが、ルーブル美術館まで徒歩20分と中心地からはそれなりに近いです。
Hoxtonはパリの他に、ロンドン、アムステルダム、LAなど欧米でホテルを展開する会社で、パリは2017年にオープンしました。
ACE Hotelのクリエイティブメンバーが以前、「ライバル視するとしたらHoxton」と言ったのを聞いて訪れましたが、ACEとHoxtonではコンセプトやデザイン、ターゲットも全く異なる印象でした。
Hoxtonのデザインは、どの地域のホテルでもインダストリアル調をベースにしていて、エレガントさやワームな感じを上手に提供しており、若いクリエイターからご年配のビジネスマンまで、幅広い層を取り込んでいます。
館内にあるブラッセリ―は、フレンチをベースにアジアンテイストを織り交ぜてアレンジした料理で、とても美味しく、かなりの大箱ですが、雰囲気は良いです。2階にあるバーは、トラディショナルな空間が素敵なので是非覗いてみてください。ライブラリーを含めて、至る所がラウンジ使いできるので、一人仕事や打ち合わせなどにも最適なホテルです。
中でも私の一番のおすすめは、中庭です。朝のコーヒー、ブランチ、昼過ぎのシャンパン、食後のカクテルも、すべてにおいて、至福の時間を過ごすことができます。
パリのホテルは比較的客室が小さいのが特徴で、こちらのHoxtonも17〜30㎡の部屋がメインでそれほど大きくはありません。出張などのビジネスユースであれば充分だと思います。
余談にはなりますが、このパリのHoxton、息子が悔しがって泣いた思い出が私の記憶に強く残っている場所でもあります。というのも、現地の友達夫妻とペタンク(金属製のボールを投げ合うフランス発祥の球技)を1時間くらいやったのですが、負けず嫌いな息子が大人に勝てないのを悔しがり泣きながら挑んでいたのを鮮明に覚えています。日本ではペタンクを遊べる場所が少ないので、いつの日か開業するどこかのホテルにペタンクを設置しようと息子と話しました。
パリに訪れる際には是非泊まってみてください。
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