20年程前に、ニューヨークの友人に「これからもっと熱くなるよ」と連れて行ってもらったのがミートパッキングディストリクト。
今でこそトレンドが集まるホットなエリアと言われていますが、当時はまだストリート系のブランドが点在するくらいで、Standard Hotelもなく、もちろんChelsea MarketやHigh Line Parkもありませんでした。
その中で唯一存在感を示していたのがSoho House New Yorkでした。
Soho Houseメンバーだった友人にルーフトップへ連れて行ってもらった時、
その賑わい方に圧倒され、
「こんな場所を東京に作りたい」
と、強い意欲を湧き上がらせてくれたきっかけとなったホテルです。
ラウンジのインダストリアル調デザインが有名で、世界中のカフェやレストランがそのテイストを真似していました。
メンバーシップの話はまたどこかでするとして、施設内にはメンバー向けのシネマがあり、さらに、ルーフトップにはプールやレストラン、バーが存在しています。
写真撮影禁止のハウスルールは今でも健在です。(今回は許可をいただいて撮影しています)
各部屋のデザインは多少異なりますが、インダストリアル調デザインに独特のハンドメイド感あるマテリアルの仕上げとモダンクラシック調の家具が調和していて、とても魅力的です。コンドームなど、アメニティもユニーク。
エントランスに入ってすぐ階段があるのですが、ドアマンがいないため重い荷物を自分で持って上がらないといけません…。
フルサービスのラグジュアリーホテルに慣れた人達からすると、少しカジュアル過ぎて苦手と感じることもあるでしょう。
私もいつか歳を重ねた時に、メンタル含めて疲れないホテルを選ぶ時期が来るのだと思いますが、今はまだクリエイティブ重視でホテル選びしたい年頃。
20年以上経っても昔の面影を保ちながら、クリエイティビティを感じさせ続けてくれるホテルです。
SHARE THIS ARTICLE