その昔はアパレルの工場地区として栄え、ファッション街の中心地とされていたマンハッタンに位置するガーメントディストリクトに佇むRefinery Hotel。1912年に建てられた元婦人帽工場をリノベーションしたホテルで、デザインを務めたのは、「The Nomad Hotel」も手掛けたことでも知られる、ストーンヒルテイラー社。
格式の高さと、くつろぎやすいカジュアルな雰囲気を兼ね備えたバランスの良いホテルです。ラグジュアリー感は随所に残しつつ、遊び心をちりばめているのがこのホテルのさすがなところ。
このホテルの一番のシンボルは、なんといってもルーフトップラウンジ「REFINERY ROOFTOP」です。
他のフロアとは異なり、こちらでは元々の建物のなごりを感じさせるテラコッタカラーのレンガを活かし、インダストリアルとクラシックを融合させたデザインに仕上がっています。かっちりとしすぎず、遊び心の余韻を感じられるような居心地のいい場所です。
朝昼夜いつ訪れても、気持ちよく過ごすことができます。
ラウンジのエントランスに入るとすぐに、ホテルスタッフから席を聞かれますが、私は屋外を選ぶことをオススメします。エンパイアステートビルを眺めながらニューヨーカー気分で仕事をするのも至福の時間です。
客室は全て、ゆったりとした空間に仕上がっています。
ニューヨークのリノベーションホテルは、水回りがずさんになっているところをよく見かけるのですが、こちらのホテルは水回りもしっかりしているので、安心して過ごせます。
1階のバーはルーフトップラウンジとは異なり、ジェントルな雰囲気なのでビジネスミーティングなどにも向いていますし、使いやすいです。
ちなみに、豆知識ですがRefineryは「精製所」という意味だそうです。
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