プラハで最も高い建物シジコフ・テレビ塔の改修時に作られた、その名の通り、たった一室だけの特別なホテル。街の中心部からは少し離れています。

テレビ塔の中の一室だけのホテル、と聞こえが良いので楽しみに訪れましたが、訪れてみるとあくまでメインはテレビ塔で、ホテルはシャレというか……。

テレビ塔の入り口がホテルエントランスになっていて、スタッフの方に「フロントはどちらですか？」と尋ねると「フロントはないです」との回答。
「こちらホテルですよね？ 本日予約している者なのですが、フロントの場所を教えてください」と再度お尋ねしてみても、「フロントはないんです」の一点張り。
よくよく聞いてみれば、あくまでも「テレビ塔の展望台の受付」であって「ホテルのフロント」ではない、という事でした（笑）。

エレベーターで60階まで昇りレストランフロアに着いた後、螺旋階段を登ってようやく客室にたどり着くのですが、この間荷物は自分で持ち運びます（笑）。
テレビ塔のエントランスまでの間にも階段があり、荷物を自分で持って登り降りしなければならないのでご注意を！

客室は普通ですが、眺めはそれなりによいです。

朝食は、レストランの場所を事前に案内してもらっていたのですが、朝行ってみたら誰もいなくて、思わず笑ってしまいました。
しかも、朝早かったために展望台の受付も不在で、セキュリティスタッフにお願いして入り口のドアを開けてもらう羽目に……（笑）。

帰りには自分で荷物を持って、部屋から螺旋階段を降りるというオチまでついていました。

さすが、“One Room” Hotelです。