日本で言うお洒落ホステルの位置付けかな、と。
普通のオフィスビルの中にあって、そのビルの1フロアをホテル機能に改造しています。
フロントという概念はなく、ビル1階で部屋番号のブザーを鳴らし予約名を伝えると、自動ドアが開きます。そしてエレベーターで上に登り、部屋にたどり着く、という流れ。
入ってびっくり。
シンプルだけどマットな白のモルタルと自然光が合わさった内装になっていてオフィスビルの外観デザインとのギャップにやられました。
客室数わずか9部屋に対して、充分に広い共用のリビングがあります。
贅沢すぎるキッチンには、冷蔵庫もあり、食器類は全てセンスが良かったです。
冷蔵庫や食器棚も常に清潔感があり、スタッフの方が丁寧に清掃している感じが良かったです。
日本のホステル(超低料金は除く)では衛生の問題を気にして共用冷蔵庫は使わないと思うし、厨房設備、調理器具、食器類にコストをかけたり、デザインにこだわったりしている感じもそんなにしません。
それに比べてMargotはまずコストをかけています。
デザインディレクターのセンスも良いから食器類等のセレクトが優れている。
またスタッフがそれを理解して見事に運用できています。
部屋のデザインは窓にこだわっていて、ウッドの窓枠をゼロから作り直してあります。
木の色とマットな白の壁と淡いモルタル。シンプルなモダンデザインだがセンスの良さを感じました。
ラウンジ空間の広さ、キッチン空間の広さ、デザイン、申し分ない上に、輪をかけておしゃれな部屋づくりに脱帽です。
日本でホステルを手掛けるプロデューサーが増えていますが、やるのであればこれくらいやって欲しいものです。
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