一言で言うと、圧倒されました。そのすべてに。
ワイナリー畑の中に、アート作品と宿泊施設があります。
内装、ランドスケープ、インテリアデザイン…そのすべてがハイレベルで、特にアートワークへのこだわりが凄い。その抜け目のなさには脱帽しました。
こちらのホテルを訪れたきっかけは、友人と共にロンドン市内を散歩していた時に、偶然交差点でこのホテルのオーナーのパトリック・マッキレンとすれ違ったことでした。
友人とは昔から家族ぐるみの親交があるそうで、交差点のど真ん中でご紹介いただきました(笑)
アイルランド出身のパトリックはホテリエであり、アート・コレクターでもあります。
とても素晴らしいホテルとは聞いていましたが……ここまでグッドテイストだとは思いませんでした。
デザインセンスが抜群なので、敏腕ディレクターがいるはず。それがパトリックなのかもしれません。
ハイラグジュアリーなデザインの空間に刺激的なアートワークが飾られているのですが、それでいてまったくいやらしくありません。
夜は大人な雰囲気に変わり、レストランのディナーでは皆さんおしゃれ(フォーマルな服装)をされています。
ワイナリーホテルなので、ディナーやルームサービスのお酒はハウスワインがおすすめ。赤も白もロゼも、とても美味しかったです。
このホテルが他のワイナリーホテルと違うのは、ワイナリー内にアート作品が展示されていること。
安藤忠雄、隈研吾、杉本博司、アレクサンダー・カルダーなど一流のクリエイターやアーティストの作品が展示されています。
朝食前に自転車でアート巡りをしたのですが、1時間でかなり満喫できます。
アテンダー付きアクティビィティもあります。
客室は全室ヴィラタイプで、白とベージュを基調としたモダンな内装です。
プール付きの部屋だったのですが、残念な事に雨で入れませんでした……。
今回は1泊の滞在でしたが、次回は長期滞在したいと思えたホテルでした。
ちなみに今春、京都にこちらの姉妹ホテル「The Shinmonzen」がオープンしました。美術商が集う新門前通りに立地し、安藤忠雄による建築とコンテンポラリー・アートが堪能できるそう。
私が訪れた時はまだ工事中で外観しか見れなかったのですが、こぢんまりとした印象でした。
こちらも機会があれば訪れたいと思います。
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