TRUNKらしさをかたちづくるのは、多彩な個性を持つメンバーの存在。
なぜ彼らはTRUNKで自分らしく働くことができるのか。一人ひとりの今にスポットを当て、掘り下げます。今回は、宿泊部の廣瀬貴充を紹介。
館内クレンリネスに積極的に取り組む彼に、アクションに至ったきっかけや、清掃に情熱を向ける理由について語ってもらいました。
前職では、大阪のラグジュアリーホテルで7年間フロントを担当していました。勤めていたホテルは、大規模なゆえ、セクションごとの縦割りが明確にあり、担当のみをルールに沿って仕事をしていました。そのため、担当以外で改善に向けたアクションをとるとこは難しく、モヤモヤした日々を過ごしていました。
ホテルマンとしての成長を求め、TRUNKにエントリーしました。
TRUNK(HOTEL)では、宿泊部に在籍しています。入社当初は、主にフロントを担当していました。 ある日、夜勤時に定期清掃に立ち会う機会があったのですが、さらに効率を高められるのでは?と感じたんです。日々の館内清掃は、ホテル清掃を専門とするスペシャリストが揃う外部の清掃会社のスタッフに行っていただいています。しかし、夜間は限られた人数の中で全館を清掃するので、すこし時間に追われている印象を受けました。
この状況を変えたいと思い、自分なりにアクションをとることにしました。
たくさんのスタッフを巻き込み、質の高い清掃オペレーション体制を。
まずは、昼間と夜間の清掃作業全体の把握からはじめました。外部の清掃スタッフの方と何度も館内をまわり、ヒアリングを繰り返し課題をまとめました。
あわせて、各コンテンツに「綺麗にしたいところ」や「さらに清掃の質を高めるにはどうしたらよいか」を聞いて回り、現場の意見を吸い上げました。その集めた情報を整理し、新しい仕組みを作りました。
パブリックテラスのクレンリネスでは、サービス課と連携して新たな清掃フローを構築しました。関係するコンテンツが分担し、見回りと清掃をしてもらう。日中のうちに清掃できることをやり、夜は、営業中では補えない細かい箇所まで重点的に清掃をする形にしました。
自宅でもそうだと思いますが、汚れは放置すると、取れるものも取れなくなるんです。だからこそ、スピーディーな対応が肝になってきます。 出来るだけたくさんのスタッフを巻き込むことで、個々の負担を最小限に保ち、質の高い清掃オペレーション体制を構築できました。
これにより、TRUNKメンバーの清掃に対する意識の変化を感じています。とくに、外部の清掃スタッフの方も、自分のホテルのように高い意識をもってクレンリネスに取り組み、さらによい施設を目指してくれています。
学んだノウハウを伝え、全員の力で美しさをキープする。
個人的にも、清掃に対して更なるスキルアップを図っています。
TRUNK(HOTEL)は、ラウンジやエントランスなど、石の床が多くあります。それらのエリアは、多くのゲストにご来館いただいているので、その分汚れはつきやすく、通常のブラッシングでは、なかなか落ちなかったんです。
全てのエリアが美しい状態でなければいけませんが、特にエントランスはホテルの顔。ゲストが最初にTRUNKを感じる大切な場所です。なので、24時間綺麗な状態でなければいけないと思っていました。
そこで、教育研修費を活用し、石磨きの研修に参加しました。参加者は清掃業者の方ばかりで、ホテル業界の人間は自分だけでした(笑)
研修では、石の特徴を知り、それぞれの石に効果的な薬品とブラッシング方法を学びました。理科の授業のような研修でとても楽しかったです。
学んだノウハウをすべての清掃スタッフにも伝え、全員でスキルアップし美化に勤めています。
華やかではないが、真剣に取り組み、やり抜く。
仲間には「なんで廣瀬さんは、そんなに清掃に対して強い情熱をもてるようになったの?」と聞かれるんです。
TRUNKには多様なメンバーがいて、個々がスペシャルなものを持っているなと感じています。入社当初から、フロント業務を日々こなす中、自分に秀でたものをなかなか見つけられずにいました。
館内美化の課題に気づいた時、この課題に対しての主体的な取り組みが、自分の強みを作ることにつながるのでは?と思ったんです。もともと整理整頓の意識は強い方なので、「これや!」って(笑)
TRUNKの行動規範である「グットテイスト」は、清掃からでも体現できる。決して華やかではないが、真剣に取り組み、やり抜くことで、TRUNKのビジョン/ミッションの実現に貢献できるかもしれないと信じてアクションしています。
宿泊部のメンバーとしてTRUNKらしい最高のサービスを提供するのはもちろん、プラスαで、清掃を通じて存在意義を示すことで、みんなに「廣瀬いい仕事してるな!」って言われるようになりたいですね。
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